「ベルセルク・黄金時代篇V 降臨 」の全国ロードショーを記念して、ベルセルクの舞台を彷彿させる、中世フランスの「要塞城・ピエールフォン城」を訪ねるツアーです。ピエールフォン城は、1393年に要塞城として建造され、今ではベルサイユ宮殿、ルーブル美術館と同じフランスを代表する歴史的建造物として保存されている、当時の原型を留めた最も完成度の高い要塞城として知られています。パリから車で1時間30分、欧米の中世を描いた数多くの映画の撮影舞台としても有名で、要塞の外観だけでなく、投石器や吊り橋、鎧や鉄仮面など、保存状態の良い展示品を見学することができます。
また、ライオンや鷹、戦士や騎士の彫刻など、ベルセルクの舞台を連想させるダークファンタジーの世界に迷い込みます。
ピエールフォン城は、1393年にシャルル5世の息子によって造られ、1616年にルイ13世による攻囲戦により破壊、1810年にナポレオン1世が買取り、ナポレオン3世が臨時の居所としていた城が、1857年に建築家ヴィオレ・ル・デュックによって修復されました。(ヴィオレは、ノートルダム寺院などの修復も手がけた建築家です。)完璧といえるほど見事に修復された外観の素晴らしさ、広い中庭を囲む建物の美しさ、そしていたるところに趣向を凝らしてある城内の建築や展示物など、見どころ豊富な中世の城塞城です。
ベルセルクファンのお客様も、フランス好きのお客様も、そしてはじめてフランスに行くお客様にもお楽しみいただけるお奨めのツアーです。
パリの延泊やオプショナルツアーも多数用意しておりますので、カップルやご家族、お友達同士で是非ご参加ください。
こちらのピエールフォン城は1847年に修復された城ですが、中世当時の構成をそのまま生かし、要塞城としての雰囲気を保っています。左のベルセルクの設定と同じように、周りを城壁が囲み、その中に城が建てられています!
鉄仮面の鎧や甲冑が、当時のまま展示されています。
映画ベルセルクにおいても、こういった実物の甲冑を参考にして、大群衆の合戦シーンなどが描かれています。
モチーフには使徒のような怪物然としたものも多く、重厚な城の雰囲気と相まって、まるでベルセルクの世界に迷い込んだようにも感じます。
後ろのステンドグラスとともにきれいに映えている金色の「鷹」を連想する紋章。ベルセルクにおいて、主人公ガッツの無二の親友グリフィスが率いる傭兵集団の名前は「鷹の団」!実際はナポレオンの象徴「金の鷲」ですが、鷹や鷲は古来から強さやたくましさの象徴として紋章などに用いられています。
傭兵・・・・というには服がきらびやかすぎますが、この彫刻を見るとキャスカのように強く、戦う女性をイメージさせられます。
今では彫像がならんでいるため、当時の印象とは大きく変わってしまっていますが、かつてはここも、グリフィスが幽閉された塔のように暗く恐ろしい牢獄でした。
ピエールフォン城は1616年、実際に戦場となりました。その際、この城は陥落し、修復されるまでの200年間、廃墟と化していました。実際に戦火に巻き込まれ、廃墟と化していた中世の要塞城が現代によみがえる過程をご覧になれます。
修復される際、発掘された中世の遺物の展示もされています。
中庭には騎士の彫像があり、彼らが国に対してどれだけ重要だったかを感じさせます。
傭兵集団だった「鷹の団」が認められ、騎士団となった時の団員たちの喜びようも理解できる気がします。
城の出入り口は跳ね橋となっており、当時戦争があった際には敵が乗り込むのを防ぐ役目を持っていました。
ピエールフォン城も中世の要塞だったため、その名残の跳ね橋が残っています。
©三浦建太郎(スタジオ我画)・白泉社/BERSERK FILM PARTNERS