≪プロヴァンスの小村巡り3日目≫
月曜なので、友達にも頼るわけにはいかず(笑)、ツアーに乗ってみました!
プロヴァンス地方、とくに小村をまわるとなると、車なしで自力では、行かれないと
断言してもいいくらい、交通の便が悪いのです!!
今回参加したのは、AEVA(アエヴァ)ツアーの“レボー・
アルル・ポンデュガール”という日本語1日ミニバス
ツアーです。(お申込は空の旅へ!)
朝9時30頃、アヴィニョンのホテルまでお迎えに来て
くれて、他のお客さんたちをピックアップして、
10時30分頃、アヴィニョンTGV駅を出て、ツアー開始!
まずは、サン・レミ・ドゥ・プロヴァンス(ST-REMY-DE-PROVENCE)へ!
10時55分に到着!ミニバス内で、ドライバーさんが丁寧に詳しく案内してくれて、
現地では自由観光でした。言わずと知れた、
画家ゴッホの収容されていた精神病院があり、
ゴッホの小さな資料館があります。私は以前訪れたことが
あったので軽く散策。でも、資料館まで観光する時間はない
ですね、自由時間は20分でした。
ゴッホの作品のモデルになった場所に
ゴッホの絵と解説があります。
ドライバーさんの案内に寄ると、サンレミは、リッチな村で、今でもモナコ公国と交流
が深いそうです。というのは、1642年〜フランスまで、モナコのグリマルディ家が
サンレミを治めていたそうで、そのおかげで、今もモナコ王家がご贔屓にする場所
なんだとか!俳優イザベル・アジャーニの別荘もあるそうです。
また、ノストラダムスの生家が今でも残っているのですが、普通の人が住んでいる
そうです・・・資料館にすればいいのに(笑)!?
11時15分に出発して、次は、レ・ボー・ドゥ・プロヴァンス
(LES BAUX DE PROVENCE)へ!村に入る前のとても良い景色のところで、
車を止めてくれて、写真撮影させてくれました♪
この絶壁の中に、
村があるって言うんですが・・・???
ホントに岩です(笑)。
車窓からキレイに咲いているのが見えるこのサクラ
みたいな花は、なんとアーモンドなんだそうです!!
2月なのに、すでにプロヴァンスは春って感じです
ね♪♪♪
さて、村に着いてドライバーさんから、村の地図と案内をいただいて、自由行動!
岩の中に村がありました(笑)!
古い岩壁に挟まれて、小さな道が村の奥にある
お城や教会まで続きます。風情た〜っぷり!!
これまた今までとは違う小村♪
この村は、イエスの誕生に駆けつけた東方三賢者の一人、
バルタザールを祖先と称するレ・ボー一族が支配していたとの
ことで、村のシンボルは、16本に分かれた星の紋章!ホント
にバルタザールが祖先ですかねぇ(笑)???
なんとも豪快なアルピーユ山脈(LES ALPILLES)!!
そういえば、プロヴァンス地方で、町や村に入るところに、よく糸杉が3本、
植えてあるんです。
これは、プロヴァンス地方では、
“ようこそ〜!!”という歓迎の意味
なんだそうで、このレボーにも、ちゃんとありました!
“フランスで最も美しい村”に登録されてるだけあって、
美しいです。岩岩してて冷たいかと思いきや、全然!歴史を感じるし、
ただ古いだけじゃなくて、古さがキレイなんですよね〜。半日はゆっくりしたいと
思いつつ、ここの観光は30分のみ(涙)。12時10分出発。
後ろ髪を引かれながら、次は、ドーデの風車小屋(MOULIN DE DAUDET)
です!
12時25分には到着。
ホントに風車小屋のみありました(笑)。こんなに間近で風車を見たのは
初めてです(笑)!ドーデが“風車小屋便り”の舞台としてここを選んで、作品を
仕上たことから、ドーデの風車小屋と呼ばれてるそうです。
20分の自由時間のあと、アルル方面へ向かって出発!
13時、アルルの町中心から10分のところにある、ゴッホの跳ね橋
(LE PONT VAN GOGH)へ到着!
本物は残念ながら1926年に焼失し、これは復元なんだそうです。それでも味が
ありましたよ(笑)!っていうか、この橋、な〜んにもないところに、ボテっと普通に
あるんです(笑)。これでマッチしてるのか、ミスマッチなのか、微妙なところです
ね(笑)。。。
そして13時10分、アルル(ARLES)到着。
アルルでは、ランチタイムも含めて、2時間自由時間でした。ドライバーさんから、
地図と主要観光スポットをもらって、出発!
とりあえず、あの円形競技場を見とかないと・・・
で、入口はどこぉぉぉ(涙)???
円形競技場(L’AMOPHITHEATRE)は、とても大きくて
入口を探すのにも一苦労(笑)!だけど、やっぱりローマに
比べたら小さい?でしょう。
2万人の観客を収容でき、今でも闘牛が行われています。
1世紀頃作られて、中世には要塞となり、1825年に闘技場の再建工事を
始めて、現在に至るそうです。
回廊は、すっごく古くて暗くて、ガタガタしてて、
出口にたどり着けないかと怖くなったほどでした(笑)!
中に入って見たものの、とくに見るものはありません。
円形競技場の前にあるのが、古代劇場(THEATRE ANTIQUE)。
大工事中でしたが、古い遺跡が見れました。
この競技場や古代劇場あたりを歩いていると、ローマに
いる気分でした(笑)。
すぐ近くには、EGLISE ST-TROPHIME(サン・トロフィーム
教会)やESPACE VAN GOGH(ゴッホ博物館)などが
あるそうなんですが、ローマ遺跡2つを見たら疲れて
しまったので(笑)、ランチタイムにしました。
古代劇場の横にある公園に、ゴッホが耳を切った
後の銅像がありました。1888年2月21日にアルル
にやってきて、同年12月24日に、ゴーギャンと
ケンカのあと、ゴッホは左耳を切断したそうです。
それから、狂気の発作に襲われ、1889年2月、
サン・レミ・ド・プロヴァンスの精神病院に監禁された
ということです。。。
今まで小さい村々ばかりだったので、アルルはとても大都会に感じました(笑)。
そしてローマ遺跡を除いて、あまりおもしろみがないなぁ・・・というのが私の感想
です。ジプシー風の浮浪者がいたりして、どこにでもあるフランスの地方町って
感じですね。
15時10分、アルルを出発。
最終目的地のポン・デュ・ガール(PONT DU GARD)へ!
途中、タラスコン(TARASCON)という町を通り過ぎたんですが、
ここの伝説のお話がおもしろかったんです!!
右の写真、城塞の横にカメみたいな銅像があるのがわかりますか?
これ、“怪物タラスク“というんだそうで、2000年も受け継がれてきた伝説の
怪物!!ローヌ川に住み着いて、子供や家畜を襲ったり、川を渡る人を
襲ったり・・・。これを退治したのが、聖女マルト!十字の印をきって、たちまち怪物を鎮め、怪物はマルトに従うようになったそうです。これを記念して、今でも、
5月25日には、“タラスク祭り”が行われ、巨大なタラスク張りぼてが、町を練り
歩くそうです!なんか、日本の“鬼”にも似てますよね(笑)!?
16時10分、ポン・デュ・ガール(PONT DU GARD)到着。
ん??でも大きくてどこからでも見えそうな橋が、見えません(笑)・・・
こんな近代的な資料館やお土産やさんがあるだけ?!
ここから10分くらい歩けば、お目当ての橋が見れると
いうのでとりあえずキレイに舗装された道を進んでいく
と・・・
ようやく見えてきました♪
ジャジャ〜〜〜ン!
よっお見事!
ご立派!!
最長278メートル!
ってことで、この橋、なんと1世紀に作られ、5万トン以上の石が使われたそう
です。ユゼスの水源からニームまで水を運ぶために作られた水路にかけられた
橋の1つですが、ガルドン川を越えるために、水は48メートルの高さのところを
通っていたそうです!!
アルルの遺跡といい、ローマ人ってすごいですなぁ(笑)!!
ゆっくり見学して、16時40分出発・・・
これで1日のツアーは終了でした。観光てんこ盛りの1日でした!!!
効率よく、いろんな場所をまわれました!
このまま私は、18時05分発のTGVでパリに戻るので、アヴィニョンTGV駅に
17時15分頃降ろしてもらいました。
帰りのバスの中では、ドライバーさんが、この後の観光や翌日の観光の相談に
のったり、アドバイスしてくれたりして、とっても親切で感激しました!!
一人で観光するのも気楽でいいですが、現地のガイドさんが案内してくれると、
ホントに詳しく、いろいろな知識を与えてもらえるので、奥の深い観光が
できますね!!!
南仏プロヴァンス小村巡り、行って大正解でした!!
春から夏のハイシーズンも、そして秋の行楽シーズンも
きっと、もっともっとプロヴァンスは素敵だと思います。
皆さんも今年の旅行は是非南仏の小村を訪ねてみませんか!!
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