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ヴェルサイユにあるジュ・ドゥ・ポーム(JEU DE PAUME)のガイド付見学に行ってきました!


ヴェルサイユにあるジュ・ドゥ・ポーム(JEU DE PAUME)のガイド付見学に行ってきました!!!ちょっとマイナーかもしれませんが、フランス革命に興味のある人だったら、外せないスポットです♪♪

 

ん・・・地味ぃ〜な外観(T.T) ・・・ガイド付といっても、現地集合なので、ホントにここなのか、 不安でしたが、この地味な場所が、フランス革命発端の地!なんです!

ジュ・ドゥ・ポームの本当の意味は、球戯場。テニスの原型であり、テニスという言葉も、ジュ・ドゥ・ポーム競技中に、イギリス人が聞いたフランス語「TENEZ(トゥネ)」という言葉を、イギリス風に変化して、「TENNIS」になったそうです!

ジュ・ドゥ・ポーム自体は、ガリア時代のスポーツで、ヨーロッパでは、常に盛んなスポーツだったのですが、イギリスに15世紀に渡り、19世紀にテニスとして、世界的に知られるスポーツになったそうです。

そんな球戯場が、なぜ歴史的なところになっちゃったのか・・・???は、あとに置いといて(笑)・・・ これが地味な建物(笑)の中です!!!!!!





教科書とかで見た光景(*^.^*) !?!
球戯場っていうよりも、博物館みたいになってました!!!
ホラホラっっっ↓↓↓☆☆☆☆☆


ヴェルサイユ宮殿内にもありますが、ダヴィッドが描いた"球戯場の誓い"の絵も
ありました☆☆☆☆☆ この絵の舞台がここなわけです!!!感動☆☆☆

当時のジュ・ドゥ・ポームのラケットとボールも展示されてました!

ウンチクになっちゃいますが<(_ _)>・・・ざっとガイドさんの説明をお話すると・・・

こ当時、絶対王政だったルイ16世&マリーアントワネットの治世で、ルイ15世の時代からの財政難が本格的になり、新しい課税制度を制定するために、三部会が召集されます。

この三部会が1789年5月5日に開かれたんですが、第3身分を コケにしたような形だけの議会だったようです。。。

1200議員いるうちの300人が貴族+300人がカトリック教会関係+600人の第3身分(平民)という内訳でした。当時の階級で、貴族と教会関係をあわせると、フランス国民の4%に過ぎず、
第3身分がフランスの96%を占めていました。



三部会でコケにされて怒った第3身分の人たちが集まって、6月17日、自分たちの議会こそ本当の議会だ!と「国民議会」を結成。この勢いに賛同する貴族・教会関係者も出てきて、6月20日、議場から閉め出された「国民議会」が、この球戯場に集まり、「憲法制定まで国民議会は解散しない!」という誓い="球戯場の誓い" をしたのでした!
平民階級が主導権を持ち、絶対王政が崩れたことから、これがフランス革命の発端、と言われてるわけです!

じゃあ、なんで、球戯場に国民議会が流れ込んできたのか・・・???


それは、第3身分議員だった医師GUILLOTIN氏が、球戯場のオーナーとお友達だったからなんですって!
このGUILLOTIN氏=ギロチン氏・・・そうです、あの処刑の時に使うギロチンは、この人の名前から来ています!!


さてさて、球戯場は革命後、アトリエに使われたり、放置されていましたが、
革命100周年のときに、国が修復させたそうです。本当は立派な記念碑を建てたかったそうですが、そのとき、国の予算がなかったそうです(>_<) ・・・。



球戯場の真ん中にいるのは、
一番人口が多かったパリの代議士
バイイ氏。彼が国民議会の議長で、
高々と"誓い"を読み上げました。






こちらは、貴族出身の第3身分議員
ミラボー氏。立憲君主制を主張し、国民にも人気があり、王室と国民議会の仲介役でしたが、革命中に病死しました。

球戯場内には、球戯場の誓いの際にいた主な国民議員の胸像、壁一面には、誓いにサインした議員の名前が刻まれて、当時の勢い、国民議会の力がひしひしと伝わってきました!!!!!

ここには書ききれないほど学ぶことが多くて、すっごく興味深いガイド付見学で、
フランスにいてよかった・・・と思える時間でした!!本当に本当に参加できてよかったです☆☆☆


SALLE DE JEU DE PAUME
1 RUE DE JEU DE PAUME 78000 VERSAILLES
*ガイド付見学のみ内部見学可能・必ず事前予約が必要です。
 料金:8ユーロ(大人1人)/約1時間30分の見学
 毎週土曜、15時からのガイド付見学となっていますが、詳しくは、
 空の旅かヴェルサイユ観光局へお問い合わせください。
 ヴェルサイユ観光局HP


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