聖母マリアが現れ、聖地(サンクチュエール)内にある泉の水を飲むことで病が治るという「ルルド」。
年間600万人もの人々が世界中から訪れる、神聖な地を訪れる旅です。
ルルドとは?聖母マリアが現れ、いくつもの奇蹟が起きたことで世界的に有名なキリスト教の聖地です。市内のサンクチュエール(聖域)内にある泉の水を飲むと病が治るといわれ、このルルドの泉で病気が治ったと自己申告をした人は、1862年以来6,700人。 そのうち、ルルド聖地当局によって正式に奇跡と66人の人が認定されました。 今も年間600万人もの人々が奇跡を求め、この地に祈りにやってきます。 |
ルルドの歴史ピレネー山麓の小さな村が聖地となったのは19世紀のこと。貧しい少女の前に聖母マリアが出現し、奇蹟が起きたことがきっかけです。 1858年2月11日、貧しい家庭に生まれた14歳の少女ベルナデッタが山で薪を拾っていたところ、聖母マリアに出会います。そしてお告げの場所を掘ったところ、泉が吹き出し、その水を飲んだ人々は次々に病が治るという奇跡が起こりました。 さらに聖母マリアと13回目の出会いのとき、「罪をつぐなうことと、ここで行列をし、聖堂を建ててほしい」とのお告げを聞き、今のサンクチュエールが建てられたといいます。 泉をみつけたベルナデッタは、その後35歳で永眠。 しかし、不思議にも彼女の遺体は腐敗せず現在はヌーヴェル市(パリから約2時間)にあるサン・ジルダール修道院教会でまるで今でも生きているかのように安置されています。 |