パリ・モンサンミッシェルのツアーならフランス旅行専門店「空の旅」






週末、"モンテクリスト伯城"に行ってきました!
べつに、ここに行こうと思って行ったのではなく、偶然車で通ってて、見つけて、
寄って見たのです。パリから、約20キロくらいのところで、
サンジェルマン・アン・レイの横にありました。

"モンテクリスト伯"って聞いたことあるけど、誰だっけ(笑)・・・
と実のところ思っていたのですが、作家アレクサンドル・デュマが
書いた小説の主人公のことでした。
つまり、このお城は、作家アレクサンドル・デュマ(父)の家でした!
アレクサンドル・デュマといえば・・・
"三銃士"、"王妃マルゴ"、"モンテクリスト伯"、"王妃(マリーアントワネット)の
首飾り"などなど、映画にもなっているので、みなさんも聞いたことがあると
思いますが、フランスだけではなく、世界中で、とてもとても有名な作家なの
です!!2002年には、功績をたたえて、パンテオンに移され、
埋葬されました。息子のアレクサンドル・デュマ・フィスも、"椿姫"など作家として
有名ですね!

なんて言いつつも、私もこれらの本を読んだのは、遠い昔・・・とりあえず、
大作家のお家が見れるという軽いノリで、あまり期待もせずに行きました。
チケットを買って、お庭を通っていると、フランス人団体と何組かすれ違い、
「ほら!日本人が見にくるくらい、デュマは有名なのよ!」と言われ(笑)、
外国人観光客は来ない場所なんだなぁと実感しました。

入り口から歩いて、5分ほど行くと、立派なお城が!!








3階まで見学コースになっていて、当時の
新聞や雑誌での評価などを中心に、
彼の直筆の手紙など、デュマにゆかりの
深いものが展示されていました。
一番印象的だったのは、当時の芸術家
仲間との写真です!ゾラ、ユーゴーたち
作家仲間と並んで、リストがピアノを
弾いている写真でした!!!
写真を見ると、みんなお金に苦労しなかっただろう
身分の人なので、そういった仲間たちで、よく集っていたのでしょう。。。
(実は城内撮影禁止で、いたるところに隠しカメラが設置してあり、非常に
警備がしっかりしていたので、隠し撮りもできませんでした・・・)

また、彼がチュニジアに行って、
あの様式の部屋を自分の家にも作りたい!
とのことで作った
サロン "SALON MAURESQUE"は、
かなりのものでした!!⇒⇒⇒

とにかく、すべて豪華でした・・・!!!

アレクサンドル・デュマは、絶好調だった1844年に、この土地を購入し、
自分のお城、自分の庭・・・
"イギリス式庭園に囲まれたルネッサンス様式の館と書斎として、
水に囲まれたゴシック様式の別館。滝もほしい。"
ということで、すべてを実現させました!
1990年〜1994年に、大規模な改装工事が行われ、ようやく公開されたそうです。
現在、敷地にある二つの館は、国の歴史的建造物に指定されているそうです。

こちらが、別館の書斎です。
中は入れないのですが、外から中を覗くことができました。
書斎だけのために、別館を建てちゃうなんて・・・
さすが大作家ですね!







デュマご自慢の庭園は、一見、なんてことはないのです
が、ものすごく凝った庭園で、普通のシャトーにはない
遊び心がありました!
石で作ったトンネルがいくつもあったり、人が二人くらい
座れる洞窟が3つくらいあったり、小さな滝がいくつも
あったり!!まるで迷路のようになっていますが、
ここでくつろぎながら、すばらしい作品を作っていたのでしょう!

とにかく、思いもかけないところで、こんな立派なシャトーを訪問できて、
大満足でした!
パリからとても近いし、ぜひみなさんもフランスが世界に誇る作家の
自宅シャトーを訪ねてみてください!

CHATEAU MONTE CRISTO
http://www.chateau-monte-cristo.com/
4月1日〜11月1日 月曜休館
火曜〜金曜・・・10時〜12時30、14時〜18時
11月2日〜3月31日 日曜のみ開館 14時〜17時
入城料:5ユーロ
*パリから車が便利ですが、個人で電車を使って行く方法もあります。
  お問合せください。


また、このシャトーの周辺には、ほかにも、エミールゾラ、マラルメ、シャトーブリヤン、
ヴィクトルユーゴーなど有名作家たちの家が集まっているようです!
http://www.chateaux-france.com/route-maisonsecrivains/



スペイン ベルギー チェコ オーストリア イタリア モナコ イギリス ポルトガル オランダ ハンガリー フランス