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12月6日の夜20時30から、フランス初の24時間
インターナショナルニュース番組"FRANCE 24"が
スタートしました!!
20時29分に、ALAIN DE POUZILHAC会長(写真↓)が
スタートボタンを押し、テレビ放送に先駆けて、
インターネット生放送が開始しました。

インターネット放送は、
フランス語、英語、アラブ語で
放送され、フランスには珍しく
(?!)、とっても画期的な
放送で、フランス人ですら
驚いていました!!

翌日12月7日の20時30からは、テレビ放送開始。
ケーブルテレビでの放送となりますが、ヨーロッパ、中近東、アフリカに加え、
ニューヨーク、ワシントンのONU、世界的な銀行などで、放送されているそうです。

実は、2002年からシラク大統領が開局を望んでいて、プッシュしていた番組で、
英語圏インターナショナルニュースBBC、CNNに対抗し、"フランス的視点"から
世界に世界情勢を伝え、"フランス的伝統文化、生活を伝える"のが目的だそう
です。
28国籍の170人のジャーナリスト、平均年齢30歳という若いチームで、
"フランス24"は製作されています。TF1とフランステレビジョンの共同出資だそう
ですが、CNN、BBCとは比べものにならない資金の低さで、今後どうなっていくのか
ちょっと心配ですが・・・。

12月6日には、チュイルリー公園でイベントがあり、シラク大統領も出席、
シャンゼリゼ通りには、いくつもの大画面が設置され、6日と7日は、
シャンゼリゼでも生放送が見られました!
"フランス24"を通じて、フランスの価値を世界で
高め、フランスは、アメリカにも負けない世界の
中心の国だ!というのを示したいんだなぁ〜と
いうのがヒシヒシと伝わってくるほど、
シラク大統領をはじめ、政府関係者も支持して
いるのが、この一連の宣伝・イベントで
わかりますね(笑)!

フランス人同僚は、「よい放送だと思うけど、ヨーロッパやアラブ諸国は、
フランス24を見たとしても、アメリカや他の世界の人は、今までどおりBBCや
CNNを見るよね・・・フランスの視点なんて、世界の人が気にするのかどうか・・・」
という反応でした(苦笑)。

フランスは、"世界を念頭においた考え"をする人と、"フランス・自分の生活"を
中心に考える人との差が大きく、この間のヨーロッパ憲法に、フランスが提唱
したにも関わらず、最終的な国民投票で、"NO!"と言った国なので、、、確かに世界が
フランスの視点を気にしてくれるのかどうか・・・
また来年の大統領選挙も気になるところです。。。

現在は、インターネットでは生放送ではありませんが、すぐ動画が見られます。
アラブ語は、2007年の半ばから放送される予定だそうです。
http://www.france24.com/france24Public/fr/nouvelles/monde.html



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