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ルイ17世(マリーアントワネットとルイ16世の息子)が埋葬されたという、
L'EGLISE SAINTE-MARGUERITE(サント・マルグリット教会)に行ってきました!

でも、フランス革命時代からある教会にしては、近代的ですよねぇ(^_^ ;)??

今回も、"ヴェルサイユ友の会"の案内付見学です♪
まず、教会の説明が非常に長いこと続き・・・(-_- ;)・・・・・・・・・

 

1625年に建てられ、ルイ17世の埋葬地?として有名なほかにも、奇跡の起きた教会としても有名なんだそうです!
1725年5月31日、重い病を患い、歩くこともできなかったマダム・フォッスという
女性が激しい祈りの後、突然歩けるようになったんだそうです!!


奇跡の記念ステンドグラス→



←教会内にあるこの奇跡の記念碑。

 


とはいえ、地味な教会っていうイメージでした。

そして、目的のルイ17世にまつわるものを教会内、あちこち探して見ても、
何もなし・・・????? もうガイド案内も終わりと思われる頃、
「では、中庭に行きましょう!みなさん、今日一番の目的を見に行きましょう!」
とガイドさんの案内。やっとかいっ(笑)!!

中庭に出るにも、ドアには鍵が閉まっていて、なぜか厳重な感じ・・・

こんな狭い中庭で・・・

ルイ17世はいづこ???


じゃぁぁぁぁぁん!!ありました!!
・・・でも、こ〜んな片隅にひっそりと(>_<)!!!


"1785−1795 ルイ17世"
書いてあります!!

けど、いくらなんでも、
寂しすぎですよね・・・

すると、ガイドさんから
ショッキングな説明が・・・!



「1795年6月10日の朝5時頃、6月8日の夜中3時頃タンプル塔で亡くなった
 というルイ17世がここに埋葬されました。遺体を運んできたのは、コミューン
 委員、市民警察官など25人〜30人いたそうです。宗教的な儀式も何もなく、
 柩を埋葬しただけで、足早に全員帰って行ったそうです。
 実は、これはニセの埋葬式だった!!
 1846年、教会の改装工事の際、たまたまこの柩を開けたところ、
 中に入っていたのは、15歳〜18歳の青年の遺体だったんです!!
 だから、このお墓の跡も、実際ルイ17世とは何も関係ないんですよ!!」

ホントに???って感じですが、確かにフランスのいろいろな本にも、
この教会に埋葬された遺体は、当時10歳だったルイ17世のものではない、と
書いてあるんです!!


確かに、25人もの付き添いがいたというのは、
おかしい気が・・・アントワネットが亡くなって、
遺体を運ぶ時ですら、もっと少人数でした。

その後、この教会の管理人が、
「あのコミューン委員や市民警察は偽物で、
王党派が企んだものだと思う。」と
証言したとか!!?
ルイ17世じゃないから、こんなに地味なお墓なんですかねぇ?
やっぱりルイ17世は、亡くなる直前にタンプル塔から脱出できたのでしょうか?


2000年に行われた、ルイ17世の心臓のDNA鑑定では、ルイ17世はタンプルで
亡くなったと判定されました。(この心臓は、現在、歴代王家のお墓がある
サンドニ教会におさめられています。)

とにかく、まだまだルイ17世のミステリーは、解決してない感じです!!








L'EGLISE SAINTE-MARGUERITE
36 RUE SAINT-BERNARD 75011 PARIS



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