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フランス第2の聖地!リジューLISIEUXに行ってきました!


パリの北、ノルマンディー地方のリジューLISIEUXに行ってきました!
ここは、日本の方にはまだまだ知られていないかもしれませんが、
フランスでは第2の聖地!!有名なシャンソン歌手エディット・ピアフも、ここを訪れて目が見えるようになったという、まさにパワースポットなんです☆☆☆

まずは、リジューの代表的な教会、BASILIQUE SAINTE-THERESE(聖テレーズ大聖堂)へ!



ド〜〜ンとものすごく大きな大聖堂です!!!!!
いろいろ聖堂を見てきましたが、この聖堂は立派で、久々に感激☆☆☆

キリスト教(カトリック)の方はもちろんご存知だと思いますが、
SAINTE THERESE(聖テレーズ)は、フランスでは、ジャンヌ・ダルクにつぐ、
フランス第2の守護聖人なんです。
この聖テレーズが生きた町がリジュー!
なので今回は、リジューの聖テレーズの足跡をたどります!!




この大聖堂も、ルルドに次ぐ巡礼地として世界各国から信者が訪れるそうです。

大聖堂は、聖テレーズが亡くなった後、1925年に聖人とされた後の1937年
7月11日に、聖テレーズのためにつくられたものです。

比較的新しい聖堂ですが、
戦争の際、120もの爆弾と砲弾の攻撃にあったそうなんで、それでも聖堂は崩れず、無事だったそうです・・・聖テレーズの奇跡ともいえますが、聖堂の建築も、かなり優れた建築方法なんだそうです。

モザイク壁画がとってもキレイな内部です!!


そして、聖テレーズの右腕の遺骨が祀られていました!!!

聖テレーズの遺骨は、世界中を旅してるんです・・・!まだ日本には行ってないようですが、フランス国内はもちろん、40カ国以上を訪れたそうです!!

聖堂の地下聖堂には、聖テレーズのご両親のお墓があります。かなり熱心な信者だった聖テレーズ家族で、テレーズの4人のお姉さんたちもテレーズ同様、全員カトリック・カルメル会に入っています。

この地下聖堂も、モザイク壁画がとても
キレイで、やさしい雰囲気が漂い、
本当に落ち着く聖堂でした・・・!

また聖堂敷地内に、蝋人形で聖テレーズの一生を紹介しているところもあり、
(オーディオガイド付ですが、日本語はありませんでした。英語あり。
 写真撮影禁止)短時間でとてもわかりやすかったです!

大きな売店もあって、聖テレーズに関する書籍やロザリオなど売ってました。
私は、カルメル会の修道女さんたちが
作ったというロザリオと、バラのペンダントヘッドを購入!


バラの中には、聖テレーズと大聖堂が描かれています♪

大聖堂を見学するだけでも、2時間くらいかかってしまいました・・・!!!
次は、聖テレーズのお家へGO!!




大聖堂から歩くこと40分・・・(-_-;)・・・
たくさんのメッセージが添えられた
聖テレーズ像を発見!!
この裏に、聖テレーズのお家=LES BUISSONNETSがありました!


ホントに見学できるの?っていうくらい静かで、普通のドアなんですが、
ドアを開けると・・・

え?超立派(笑)!っていう邸宅が建ってました。これが聖テレーズのお家です!!

聖テレーズは、アランソンで生まれ。1877年、
4歳のときに、リジューに引っ越して来て、15歳3ヶ月でカルメル会に入るまで、ここに住んでいました。

中に入ると、修道女?カルメル会?の方が案内してくれました。

ガラス越しですが、
ものすごく立派な家具たち・・・!聖テレーズ一家は、決して貧乏ではなく、教会にもたくさん寄付もしてたそうです。
ここも戦争の被害にあうことなく、当時のままだそうです!!!

このサロンの横、暖炉の前で、
1886年12月25日の夜、聖テレーズは、15歳でカルメル会に入る決意をしました。



お部屋ごとに修道女の方がいて、写真を撮れる雰囲気ではなかったので、全部は紹介できませんが・・・

聖テレーズのお部屋。
1883年3月に聖テレーズは重い病気にかかり、静養していました。でも5月13日、この部屋で聖母マリアの微笑みを見たテレーズは、回復したそうです!

ここで、信者の方や見学者がお祈りをすることも多いそうで、
この日も、2人の方がお祈りしていました。

お父さんのお部屋。

とにかく今でも家族が住んでいるかのように、当時のまま残っていて、ビックリです!!

聖テレーズのお洋服やおもちゃなども残っていて展示されていました!!

お庭には、聖テレーズが1887年、お父さんに15歳でカルメル会に入らせてくれるようお願いしたときの様子を再現した像があります。


聖テレーズが本当に生きていたんだ!
って実感できるお家見学でした!!
この物置小屋の窓のところにあるキリスト誕生の馬小屋の模型は、 聖テレーズが作ったものだそうです!
ちなみに、見学は無料・・・!チケットを買おうとして、笑われてしまいました・・・!

次は、聖テレーズ家族が通っていた CATHEDRALE SAINT-PIERREサンピエール大聖堂へ!

歩いて15分くらいで到着!

12世紀の終わりにできたこの聖堂、確かに古さ抜群です(笑)。
ノルマンディーゴシックの典型建築だそうです。
内部は、質素ですが大きいっ!!
聖テレーズ家族の写真で飾られてる十字架もありました!

最後は、ここから歩いて
5分のところにある、
カルメル修道院CARMELに行きました。

想像してたより近代的で、ビックリ(^^;) ・・・!

ここには、聖テレーズの遺骨が納められています。


シャペルの中に遺骨があります。すごく静かで、信者の方たちがお祈りしているので、遠くから写真を撮らせてもらいました・・・。



この下に遺骨がおさめられています。この横臥像は、聖テレーズが亡くなったときの様子を再現しています。ものすごく神聖な雰囲気で、鳥肌がたちました・・・!!

聖テレーズやカルメル会に関するものも展示されています。

聖テレーズが暗記していたキリストに関する中世の本や・・・

聖テレーズの十字架、
彼女のバラの花輪・・・





聖テレーズの言葉が書かれた十字架・・・
"聖テレーズ イエスの子供"、聖テレーズの
聖人としての正式名です。

他にも、世界各国から、聖テレーズの奇跡に感謝して送られた手紙や贈り物、、、
日本からのものもありました!!

売店では、カルメル会の方が、とっても親切に聖テレーズについて説明してくれました!ここも、入場料などありません。

お話を聞いて、ゆっくり見学したら、1時間経ってました!!

私も、聖テレーズについては、ほとんど知らなかったのですが、今回のリジューへの旅で、いろいろわかり、興味がわきました!

シンプルだけど強い信仰をリジューと聖テレーズから感じて、温かい気分になれた旅でした!


リジューに行くツアーはこちら

★★★リジューの聖テレーズ〜SAINTE THERESE DE LISIEUX★★★

-テレーズの一生-
テレーズは、1873年1月2日に、アランソン(ALENCON)で、マルタン一家の末っ子として生まれました。マルタン一家は、敬虔なカトリックでした。テレーズは、感受性が強く、幸せにあふれた子供でしたが、4歳のとき、母ゼリーが病死。父ルイは、時計屋さんでしたが、妻の死で精神的に耐えられ泣くなり、お店を閉めて、4人の娘とテレーズを連れて、奥さんの実家のあるリジューへ移り住みました。

1882年、テレーズが9歳のとき、母親代わりをつとめていた姉ポリーヌがカルメル(CARMEL)修道会へ入ります。第2のお母さんが家を出てしまい、テレーズはとても影響を受け、翌年、大病にかかってしまいます。
が、このとき、「聖母の微笑み」で奇跡的に回復します。

さらに1886年、姉マリーもカルメル修道会に入り、テレーズも、「カルメル会に入り、修道女になりたい」と強く訴えるようになりました。
そして、この年の12月25日、15歳でカルメル会に入ることを決意します。

1887年11月4日〜12月2日まで、イタリアへ巡礼に行き、その際、教皇にカルメル会への入会許可を願いましたが、若すぎたため、この願いは叶いませんでした。

1888年4月9日、15歳3ヶ月で、テレーズはついにカルメル会へ入会します。司教から、「幼きイエスのテレーズ(L'ENFANT-JESUS)」という修道名を受けます。すべてを神に捧げ、悦びの修道院生活でしたが、同年、父ルイが精神を病み、さらに心臓発作で倒れ、1889年、カンの療養所に入り、テレーズはとても悲しみ、テレーズ自身も結核に苦しみます。

1889年1月10日、修道院へ入り、最初の修道誓願で、最愛の父ルイのことを思って、修道名に「尊い面影(DE LA SAINTE FACE)」と付け加えました。

テレーズは、神から遠いところで生きる人々と分かち合い、愛と神の慈悲を強く主張しました。子供が母親の腕の中で、母の愛を信頼して安心しきっているように、彼女は神を信頼していました。また、何かすごいことをするのではなく、毎日の小さなことを純真な愛をもって、神への信従の中で行うことが、神への愛だと悟っていきます。

1896年、もともと体が弱かったテレーズは、吐血。結核でした。
1897年9月30日、19時頃、姉たちに見守られながら、24歳の若さで亡くなりました。彼女は、海外宣教、特にインドシナ宣教に行きたかったようですが、果たされることはありませんでした。
亡くなる際、テレーズは、信頼と真実の愛と神についてのメッセージを残しています。

死後、自叙伝が出版されたことで、フランス、ヨーロッパで彼女の思想が知られるようになり、親しみやすい思想で、人気が高まりました。

1914年6月10日、「現代で一番偉大な聖人」として、テレーズは、教皇ピウス10世に列福されました。1925年5月17日、教皇ピウス11世によって、列聖され、"聖テレーズ"となりました。

聖テレーズは、病人、パイロット、お花屋さん、宣教師、海外宣教師、子供や弱い人の守護聖人となっています。また、フランスの第2の守護聖人です。
1997年には、深い霊性と思想がたたえられて、「教会博士」に加えられています。



-聖テレーズの思想-
テレーズは修道生活の中で、自分には、聖人たちのように偉大な力がないことを悟り、神への愛をどうやって表せばよいのか考えます。テレーズが至った答えは、自分は幼子のような「小さき道」を行く、ということでした。これは、神への愛の表現として、小さな愛のわざを心がけ、小さな犠牲を微笑みをもって耐え忍ぶこと、神を全面的に信頼する、ということでした。この思想が世界中に広がっています。


-聖テレーズの著作-
「小さき道」、「魂の物語(自叙伝)」。



★★★訪問先のオープン時間です!★★★

■LA BASILIQUE STE-THERESE(聖テレーズ大聖堂)
12月、1月、2月=9時〜17時30分
4月、10月=9時〜18時30分
3月、11月=9時〜18時
5月、6月、9月=9時〜19時
7月、8月=9時〜19時30分

-DIORAMA(蝋人形で聖テレーズの一生を説明してるところ)
PAQUES〜TOUSSAINT(4月頃〜11月頃)=11時〜13時、14時〜18時
TOUSSAINT〜PAQUES=週末と学校休暇時期のみで、14時〜17時
1月閉館

■LE CARMEL(お墓があるところ)
-シャペル
3月16日〜10月31日=7時〜19時
11月1日〜3月15日=7時〜18時30分

-展示会場
3月16日〜10月31日=9時30分〜12時15分、13時30分〜17時45分
11月1日〜3月15日=9時45分〜11時45分、14時〜17時45分

■LA MAISON DES BUISSONNETS(聖テレーズの家)
PAQUES〜9月終わり=9時〜12時、14時〜18時
10月、2月、3月=10時〜12時、14時〜17時
11月、12月、1月=10時〜12時、14時〜16時
11月中旬〜12月中旬、12月25日、1月1日=閉館

■LA CATHEDRALE SAINT-PIERRE
9時30分〜18時45分


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