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エクサンプロヴァンスを代表する画家セザンヌが愛したサント・ビクトワールの山

今回は、Cezanne(セザンヌ)とSte Victoire(サント・ビクトワール)の山を紹介します。



 ノ−トルダム寺院を臨むセ−ヌ川の畔に、1582年に「ホテル・デュ・ラ・トゥ−ル・ダルジャン(銀の塔)」として誕生しエクサンプロヴァンスの代表人物といえば、画家のセザンヌ(1839年〜1906年)。
現在の通貨ユーロになる前のフランスフラン、
100フランスフランのお札にも登場していたこの方です↓↓↓



さまざまな絵を描いた中でも、このエクサンプロヴァンス近くにて代表的な作品がこちら。


Sainte Victoire(サント・ビクトワール山)


最初の写真にもあるように、この山だけが、浮き上がった感じで、存在感がありますね。
標高1011メートル、石灰岩のしっかりとした岩山!

セザンヌは1839年、エクサンプロヴァンスに生まれ、1906年エクサンプロヴァンスにて亡くなりました。その間、ずーっとエクサンプロヴァンスにいたわけではなく、パリにも滞在し、当時パリの画家たちと交流も図ったことでしょう・・・。カミーユ・ピサロとは親しく、一緒に絵を描きにも行ってます。

そんな彼は、当時、出始めの印象派の画家達と同じように、光あふれる中での絵を描いていますが、他の画家達と同じように評価されなかった時代。最終的には、自分の生まれたエクサンプロヴァンスに戻り、晩年はアトリエ*を構え、このサント・ビクトワール山の絵をはじめ、多数の作品を描いています。今では近代絵画の父とまでいわれる画家!!

エクサンプロヴァンスには、そんな彼の足跡が残る町でもありますが、町の中心部から約15km離れた『エクサンプロヴァンスTGV』の駅からは、こんな具合!!




町から離れたエクサンプロヴァンスのTGVの駅ではありますが、、、セザンヌが描いた山をこうやって見られると思えば、もうけもの!?

でも、この山は見る方向や、光の加減によって、すごく雰囲気が変わるんですよ。



ローヴの丘からの眺め(Les Lauves)


夕暮れに染まるこんな色合いも!




遠く、とお〜く離れたところからは、こんなに長く横たわる姿。
くどいようですが、全部サント・ビクトワール山です!!




長さ約18キロメートル、横幅は約5キロメートル、高さ1011メートルの山で、最初にも書きましたが、ここだけぽっかりと浮かんだような山。。。


山のふもとからだと↓↓↓



写真で撮っても一枚の水墨画みたいな山。。。
しかし、写真ではうまく迫力が伝わらないのも、残念。。。

同じくふもとから、ちょっと違った角度だとこんな具合。



またちょっと違う角度から、ある秋の午後の景色です。




実はこの山とこの景観、フランスの『Grand Site de France』(フランスの大景勝)と呼ばれる景観名称に定められた場所。さすが、迫力ある山です!!

さて、セザンヌは生存中ほとんど絵は売れることがなかったそうです。
それでも、太陽の光がこの白い岩肌にあたり、光により見せる表情が違う姿をひたすら捉えようと描いたもの。
私も絵が描けるのであれば、描いてみたい山です(笑)!




●以前、エクサンプロヴァンス市内でセザンヌゆかりの地を訪ねたレポート!
http://www.air-travel-corp.co.jp/city_repo/city_repo23.html

●エクサンプロヴァンスの町から少し離れたところに、セザンヌが晩年約4年間使用したアトリエがあります。



ATELIER DE CEZANNE(セザンヌのアトリエ)
9, avenue Paul Cezanne
13090 Aix-en-Provence
Tel: 33 (0)4 42 21 06 53
www.atelier-cezanne.com
開館時間:10時〜12時/14時〜17時
(夏時期は時間変更の予定があります)
休館日:1月1〜3日、5月1日、12月25日、12月から2月の日曜日、


エクサンプロヴァンスへ行くツアーはこちらをご参照下さい。

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