パリ・モンサンミッシェルのツアーならフランス旅行専門店「空の旅」
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アルルの女王(Reine d'Arles)
( Astrid GIRAUD:2011-2014年のアルルの女王)
プロヴァンス地方のひとつの町「アルル(Arles)」。 実は、アルルの人たちは、プロヴァンスの伝統行事を大事にする町。
その前に「アルル」といえば???
古代ローマ遺跡とロマネスク様式建築と題する、世界遺産にも登録されている「円形闘技場」や「古代劇場」の跡などが残る町。
1888年2月には、「ひまわり」の絵でも知られる画家のゴッホが、強い強い南の太陽の光に魅せられてやって来た場所。
そんな彼は、1889年5月まで、とにかくたくさんの絵を描きました。
「夜のカフェテラス(Cafe La Nuit)」
で知られる「カフェ・ヴァンゴッホ」は、アルルの街、フォーラム広場にありますよ〜
そして、アルルでは、スペインだけのものかと思いきや、闘牛競技が円形闘技場で行われていたり、
カマルグ白馬などに乗った牧童師のお祭りがあったり、プロヴァンスの伝統的な衣装ドレスを披露したりと、
プロヴァンスにて親しまれるイベントが多いのも魅力。
特に春のイースターに合わせた闘牛イベントは、とっても賑やか!!
(2014年の春の闘牛イベント予定は、4月18日〜21日)
プロヴァンス版カウボーイ(!?)のガールディアン達による闘牛追い。
っと、前置きが長過ぎました。。。
でも、こんなイベントが開催されると、女性達が、昔ながらのプロヴァンス衣装ドレスに身を包み、華やかさを添えてくれたりするもの♪♪
そしてそして、その華やかさの代表ともいえるのが
「アルルの女王」なんですよ〜〜〜
再度、冒頭の美しい〜女性、
今年までのアルルの女王アストリッドさんでーす!!
( Astrid GIRAUD:2011-2014年のアルルの女王)
プロヴァンスの伝統的文化を伝承していくという、大切な役割を担うのが「アルルの女王」なんです!
↓↓活動をされているアストリッドさんのようす↓↓
ご覧の通り、美しいだけではなく、プロヴァンス衣装の着こなし、
プロヴァンス文化における知識だとか、アルル近郊に多い、カマルグ白馬に乗馬できることも必須条件 !!!!
「アルルの女王」
というだけに、アルルもしくはその近郊出身者ということも条件のひとつに入るのだとか。
実は、
3年に一度
しか選ばれないこの
「アルルの女王」
は、
今年 2014年 が選出の年
!!(2014年5月1日)
少しだけその背景を。
昔々、19世紀のプロヴァンス詩人「フレデリック・ミストラル」さんという、プロヴァンス語の再興に貢献したという方がおりました。
その当時よりも、もっと昔は、プロヴァンス語というのが話されていたんですね。
( Frederic Mistral 1830-1914)
彼はなんと、1904年にノーベル文学賞を受賞。
それによって、アルルの町にプロヴァンス民族博物館を創設。
プロヴァンス生まれの彼は、プロヴァンス語や以前着られていたプロヴァンス衣装などの文化をこよなく愛した方なのです。
そんなプロヴァンスへの熱い思いは、のちにしっかりとアルルの地に根付き、
1930年、ミストラル氏生誕100周年の記念にアルルの代表的な女性を選んだことがきっかけで、
今でも3年に一度、
「アルルの女王」
が選ばれているわけなんですね。
アルルの女王と、数名のアルル名誉女性市民といった感じで選ばれます。
さて、今年はフレデリック・ミストラル氏没後100年にあたる年。
選出日にあたる5月1日には、伝統的なガールディアンのお祭り「牧童祭」の日。
なんと、この「牧童祭」、今年は
502回目
というほどの、これまた伝統あるお祭り!!
過去の写真より雰囲気だけでもどうぞ♪♪
何だか、男性らしい強さの中に、女性の華やかさが加わる日ですね〜
↑↑将来のプロヴァンス・カウボーイとアルルの女王か!?
今年の5月に選ばれる
「アルルの女王」
は、22代目!
どんな女性が選ばれるか、楽しみですね!
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